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休みが取れる介護施設で働きたい!施設の選び方と成功のポイント

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休みが取れる介護施設で働きたいと考えている方は少なくないでしょう。もしかすると、今の職場で「希望休が通らなくて辛い…」といった悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。

施設の種類や運営方針によって休みの取りやすさは大きく異なります。

介護職でも休みがしっかり取れる環境で働くことは、心身の健康維持や家族との時間確保、長く働き続けるためにも重要です。

この記事では、介護業界の休日事情の実態から、休みが取りやすい施設の特徴、見分け方までを詳しく解説します。

ワークライフバランスを大切にしながら介護の仕事を続けるために、自分に合った、働きやすい職場を見つける際のポイントとして活用してみてください。

介護職の休日事情の実態

介護職は利用者の生活を支える重要な仕事ですが、シフト制で働く現場が多いこともあり、他の職種と比べて休日の取りやすさに違いがあります。

ここでは、介護職の年間休日数や有給取得率、土日休みの実態、施設形態ごとの特徴について解説します。

介護職の平均的な年間休日数

厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査」にて、医療・福祉分野の年間休日数の分布を見ると、「100~109日」が最も多く40.4%を占め、次いで「110~119日」が24.7%、「120~129日」が19.4%となっています。

つまり、医療・福祉業界で働く職員の84.5%は、年間100~129日の休日を取得していることになります。

とはいえ、施設形態によって休日の取り方は異なります。

入居型施設では24時間365日のサービス提供が必要なため、シフト制で休日が分散されることが多い一方、デイサービスなどの通所系施設では、土日や祝日が休みになるケースもあります。

また、週休制の形態を見ると、医療・福祉分野では「何らかの週休2日制」を適用している企業が多数を占めています。

ただし、完全週休2日制(毎週必ず2日の休み)ではなく、「4週8休」など変則的な週休2日制を採用している施設も少なくありません。

※参考資料:厚生労働省「平成30年就労条件総合調査」 

有給休暇の取得率

公益財団法人介護労働安定センターの「令和5年度介護労働実態調査」によると、介護職の有給休暇取得率は近年着実に上昇しており、2023年度には53.7%に達しています。

この数値は年々上昇傾向にあり、介護業界における労働環境の改善が進んでいることを示しています。

これは働き方改革による有給休暇取得の推進や、介護業界全体での雇用環境改善の取り組みが影響していると考えられます。

介護求人を探す際は、年間休日数だけでなく、その内訳(固定休か変動休か、祝日出勤の有無など)も確認することが重要です。

また、休日数に加えて、有給休暇の取得しやすさも職場選びの大切な要素となります。

※参考資料:公益財団法人介護労働安定センター「令和5年度介護労働実態調査結果の概要」 

土日休みの取得状況

介護職で土日休みが取れるかどうかは、施設形態やサービス種別によって異なります。

たとえば、デイサービスやデイケアは土日が休みのことが多いですが、特別養護老人ホームや有料老人ホームなど入居型施設では、土日も関係なくシフトが組まれるのが一般的です。

土日休みを希望する場合は、施設の営業日やシフト体制を事前に確認しておくことが大切です。

施設形態による休日の違い

入所系施設:24時間365日稼働のため完全シフト制が一般的です。休日は交代で取得し、土日や祝日も通常勤務になることが多いです。「4週8休」程度の休日数が基本ですが、希望する日に休めるかはシフト調整次第です。

通所系施設:多くが土日のどちらかまたは両方が休業日です。特に日曜休業が多く、祝日や年末年始も休業する施設が多いため、休日が取りやすいです。日勤のみのため生活リズムも安定します。

訪問系サービス:シフトの柔軟性が高く、特にパートや登録ヘルパーは希望の曜日や時間帯で働けることが多いです。日曜休業の事業所も多く、夜勤がないため規則的な生活リズムを保ちやすいです。

地域密着型サービス:シフト制が基本ですが、小規模なため職員間の連携が取りやすく、柔軟に休みを調整できる場合もあります。

介護職で「休みが取れる職場」を選ぶ重要性

介護の仕事探しのポイント

適切な休息は質の高いケアを提供するためにも不可欠です。

休みの取りやすさは介護職としての長期的なキャリア形成にも影響する重要な要素です。

介護職はなぜ休みが取りにくいと言われるのか

主な理由は以下の通りです:

  • 24時間365日体制のサービス提供が必要
  • 介護業界全体の人手不足(2025年には約32万人不足の予測)
  • 人員配置基準ぎりぎりの運営
  • 急な欠員や緊急時の対応が必要

これらの要因が重なり、休みが取りにくい状況が生まれています。

人手不足の施設が多く、急な欠勤や休み希望に対応できる余裕が少ない場合も少なくありません。

さらに、1人当たりの担当業務が多く、ほかのスタッフに業務を任せづらいことも休みの取りづらさにつながっています。

しかし、施設によって大きく異なるため、休みが取りやすい職場を見つけることは可能です。

休みが取れない職場がもたらすデメリット

休みが十分に取れない環境は、以下のような問題を引き起こします:

  • 身体的・精神的な健康への悪影響(腰痛、慢性疲労、バーンアウト)
  • 注意力や判断力の低下によるミスの増加
  • 利用者へのサービス品質の低下
  • 離職率の上昇と人材確保の困難さ
  • 仕事とプライベートの両立が困難

適切な休息や休暇が確保できる職場を選ぶことは、自身の健康と質の高いケアの提供のために重要です。

※参考資料:公益財団法人介護労働安定センター「令和5年度介護労働実態調査」 

今の職場で休みが取れない場合の対処法と転職のすすめ

今の職場で休みが取りにくいと感じた場合、まずは現状を改善できるかを考えることが大切です。

希望休や有給休暇の申請方法や、職場内での相談の仕方を工夫することで状況が改善するケースもあります。

しかし、何度相談しても改善が見込めない場合は、無理をせず新たな職場への転職を検討することも一つの方法です。

ここでは、現職での相談ポイントや、転職を考える際の判断基準などを紹介します。

職場で休みを相談するコツ

休みを希望する場合は、できるだけ早めに希望日を伝えることが重要です。

また、業務の繁忙期やほかの職員の休み希望などを考慮しつつ、具体的に理由や希望日数を伝えることで、上司やシフト担当者も調整しやすくなります。

同僚とあらかじめ休みについて調整しておく方法も有効です。

改善が見込めない場合の退職・転職判断

何度相談しても希望休や有給が取れず、体調や気持ちに負担がかかる場合は、転職も選択肢の一つです。

転職を考える際には、次の職場で同じ悩みを繰り返さないよう、事前に休みや働き方についてしっかり確認することが重要です。

また、転職活動は計画的に行い、現在の職場に大きな迷惑をかけないタイミングを選ぶことも大切です。

休みが取れない職場から転職する際の判断基準や注意点については、こちらも参考にしてください。

休みやすい職場に転職した成功事例

実際に休みが取りやすい職場に転職して成功した例をいくつか紹介します:

事例1:特養からデイサービスへ転職したAさん シフト制で休日が不規則だった特養から、土日定休のデイサービスに転職。子どもの学校行事に参加できるようになり、家族との時間が増えました。給与は若干下がりましたが、精神的な余裕が生まれ、仕事の質も向上したと感じています。

事例2:正社員から派遣社員へ転職したBさん 親の介護のために定期的な休みが必要になり、派遣社員として複数の施設で働く道を選択。自分の希望する日に休めるようになり、親の通院に付き添えるようになりました。

事例3:小規模施設から大規模施設へ転職したCさん 小規模施設では人手不足で休日出勤が頻繁でしたが、職員数の多い大規模施設に転職したことで、希望休が通りやすくなりました。趣味の時間も確保できるようになり、生活にメリハリが生まれました。

休みが取りやすい職場の特徴

休日にリフレッシュ

休みが取りやすい介護施設には共通する特徴があります。これらのポイントを求人選びの参考にしてみてください。

職員数が充実している

十分な職員数が確保されている施設では、急な休みや希望休への対応がしやすくなります。

人員に余裕があると、1人にかかる業務負担が分散されるため、休暇申請への理解も得やすい傾向があります。

職員数が多いことで、欠員が出ても他のスタッフでカバーできる体制が整っているため、安心して働くことができます。

風通しの良い職場環境

休みや働き方について気軽に相談できる雰囲気がある職場は、希望休の申請もしやすくなります。

日ごろからスタッフ同士のコミュニケーションが活発な施設では、シフト調整時にも無理が生じにくいです。

また、職場の雰囲気が良いと、急な休みが必要になった際にも、同僚がサポートし合いやすくなります。

特別休暇制度がある

有給休暇以外にも、リフレッシュ休暇や特別休暇制度を設けている施設は、従業員の働きやすさに配慮している傾向があります。

たとえば、慶弔休暇やボランティア休暇など独自の制度がある場合、ライフイベントや突発的な用事にも対応しやすくなります。

こうした制度の有無は、求人情報や面接時に確認しておくと安心です。

休みが取りやすい介護施設の種類

介護職員が働きやすい施設とは

介護施設の種類によって休日の取りやすさは異なります。自分のライフスタイルに合った施設を選びましょう。

デイサービス・デイケア

デイサービスやデイケアは休みが取りやすい代表的な施設です:

  • 日曜日が定休日の施設が多い
  • 土曜日も半日営業または休業の施設もある
  • 祝日や年末年始も休業となることが多い
  • 夜勤がなく、日勤のみの勤務

特に週末の時間を大切にしたい方や、家族との時間を重視する方に適しています。デイケアはリハビリに特化していますが、休日の取り方はデイサービスとほぼ同じです。

訪問介護事業所

訪問介護は勤務の柔軟性が高い特徴があります:

  • 非常勤や登録ヘルパーは希望の曜日や時間帯で働ける
  • 日曜日を休業日としている事業所が多い
  • シフト調整の自由度が高い
  • 基本的に日勤のみの勤務

特に育児や介護と両立したい方や、自分のペースで働きたい方に向いています。ただし、訪問介護は基本的に1人で訪問するため、介護職員初任者研修などの資格が必要です。

入居型施設での平日休み

24時間体制の入居型施設でも、平日休みを上手に活用することでメリットが得られます:

  • 平日は公共施設や商業施設が空いている
  • 銀行や役所、病院などの用事が済ませやすい
  • レジャー施設や旅行先が空いている
  • 交通機関も混雑しにくい

入居型施設で働く場合は、希望休の申請を計画的に行い、連休を取りたい場合は夜勤シフトと組み合わせるなどの工夫が効果的です。また、「毎週水曜日休み」など固定の休日を交渉できるかも確認してみましょう。

休みが取りにくい介護施設の特徴

休みが取りにくい介護施設には、いくつか共通する特徴があります。

特に入居型施設などは24時間体制で利用者の生活を支えるため、シフトや人員配置に課題が生じやすい傾向があります。

ここでは、休みの希望が通りにくくなりやすい施設の特徴を解説します。

24時間365日稼働の入居型施設

特別養護老人ホームや有料老人ホーム、グループホームなどの入居型施設は、利用者が24時間生活しているため、日勤・夜勤・早番・遅番など複数のシフトでスタッフを配置します。

休日や夜間も職員が必要となるため、希望する日に休みを取りにくい場合があります。特に休日や祝日に勤務が偏りやすい点は注意が必要です。

人手不足の施設

慢性的な人手不足が続いている施設では、シフトの調整が困難になりやすく、希望休や有給休暇が取りづらい状況が生まれます。

急な欠勤が発生した場合も、カバーする職員が限られているため、他のスタッフの負担が大きくなりがちです。

こうした環境では、働き手の定着率が低下し、さらに人手不足が深刻化するという悪循環に陥ることもあります。

シフトに課題がある

シフトの作成方法や運用に問題がある施設では、休みの希望が通らなかったり、シフトの偏りや不公平感が生じやすくなります。

たとえば、シフト作成者の裁量が大きすぎる、スタッフ同士の調整がうまくいっていない場合などが該当します。

シフトの不公平感については、以下の記事も参考にしてください。

休みが取れる介護施設の見分け方

休みが取りやすい職場を見つけるためには、求人情報や面接時の質問、職場見学、口コミ情報など、多角的に情報を集めることが重要です。

求人票でチェックすべきポイント

求人情報をチェックする際は、以下の点に注目しましょう。

  • 年間休日数(115日以上あれば標準以上)
  • 休日の内訳(固定休かシフト制か)
  • 週休制度(完全週休2日制、4週8休など)
  • 有給休暇の平均取得率
  • 特別休暇制度の有無

求人票には、年間休日数や有給休暇の取得実績、希望休の制度などが記載されていることがあります。

休日数が110日未満の場合や、「希望休制度あり」と明記されていない求人は、休みの融通が利きにくい可能性があります。

また、有給や希望休の違いについても知っておくと役立ちます。詳しくは、以下の記事も参考にしてください。

面接で確認すべき質問

面接では遠慮せずに以下のような質問をしましょう。

  • 「希望休はどのくらい前に申請すれば通りやすいですか?」
  • 「有給休暇の平均取得率はどのくらいですか?」
  • 「急な休みが必要になった場合、どのように対応していますか?」
  • 「土日や祝日の休みはどのように調整していますか?」

質問への回答が具体的で明確かどうかも重要なチェックポイントです。曖昧な回答や質問を避ける態度は注意が必要です。

職場見学時の注意点

施設見学の機会があれば、以下の点を観察しましょう。

  • 職員の表情や雰囲気(生き生きと働いているか)
  • 現場の忙しさや人員配置
  • 休憩室や休憩時間の取得状況
  • 勤務表やシフト表の掲示(偏りがないか)

職場見学では、スタッフ同士のコミュニケーションや、掲示板などに掲示されたシフト表などを確認しましょう。

職場の雰囲気やシフトの作成方法、スタッフが希望通りに休めているかといった実態を観察することが重要です。

また、休憩スペースや働く環境が整っているかも、休みやすさの一つの目安となります。

可能であれば現場の職員に「休みは取りやすいですか?」と直接質問してみることも効果的です。

口コミ・評判サイトや現場の声

以下の情報源も活用してみてください。

  • 介護職専門の転職サイトの口コミ情報
  • SNSや介護職コミュニティでの情報
  • 知人や友人からの情報
  • 転職エージェントからの情報

実際に働いているスタッフや、口コミ・評判サイトの情報も有効な参考資料です。

特に、「希望休が通りやすい」「有給消化率が高い」といった具体的な意見が多い職場は、休みやすさが期待できます。

ただし、口コミには個人差もあるため、複数の情報を比較して総合的に判断することが大切です。

まとめ

介護職であっても、休みがしっかり取れる環境で働くことは可能です。施設形態や運営方針によって休日事情は大きく異なるため、自分のライフスタイルに合った職場選びが重要です。

休みが取りやすい職場の特徴としては、法定基準を上回る人員配置、風通しの良い職場環境、特別休暇制度の充実などが挙げられます。デイサービスや訪問介護など、サービス提供時間が限られている施設は特に休みが取りやすい傾向にあります。

求人を探す際は、年間休日数や休日形態、有給休暇取得率などをしっかりチェックし、面接では休暇に関する質問を積極的に行いましょう。また、職場見学の機会があれば、職員の表情や職場の雰囲気を観察することも大切です。

現在休みが取りにくい職場で働いている方は、まず職場内での改善を試みることから始め、それでも状況が変わらない場合は転職も選択肢の一つとして検討しましょう。多くの介護職員が転職によって休みやすい環境を手に入れています。

介護の仕事は人の生活を支える重要な仕事だからこそ、介護職自身も健康で充実した生活を送ることが大切です。

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